建築史家 河東義之(yoshiyuki kawahigashi)の日本建築再考

【ご報告】本日のレクチャーより(2018.7.7)

今期のテーマ『蘇る日本建築の装飾』から、本日は「檜と金色」について、日本の伝統的建築が時代を超えて、装飾が自らの華麗さや壮麗さを語り続けてきたことを、多くの画像と共にお話しくださいました。

河東先生の建築史観の集大成として、また、10月京都見学会の予習として、大変貴重な90分間でした。

 

※ご参考:六本木「森美術館」で開催中の『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの(~9/17)』で、河東先生が小山高専教授時代に設計、生徒さん達が作られた“”出雲大社”の精巧な模型が展示され、大きな話題を呼んでいます。NHK Eテレ「日曜美術館」でも紹介されました。ぜひご覧になってください!

 

【ご報告】2018.5.20 建築史講座 “スピンオフ1DAY” 見学会開催!!

『建築家 加藤誠洋氏がナビゲート!中銀(なかぎん)カプセルタワービル見学会』を開催しました♪

世界中から注目されている銀座8丁目の有名建築(黒川紀章設計。1972年竣工)内部空間&カプセル型のお部屋を、実際に借りていらっしゃる加藤氏(河東義之先生のお弟子さん)や、複数戸所有されている保存・再生プロジェクトの代表 前田達之様が詳しいご説明とともに、元のオリジナルのままのタイプetc.比較しながら見せてくださいました。

 

約6畳のワンルームは、完全防音で、お茶室のような、船内のような、ちょっと秘密基地感覚でワクワク‼️意外と落ち着きます。大きな丸窓からは浜離宮恩賜庭園が臨める、大変貴重な“銀座の建築体験”でした!!

※こちら以前の講座報告や、見学会の画像は当ページ下段へスクロールしてご覧ください!

 

講師

《講師》建築史家、小山工業高等専門学校名誉教授、前千葉工業大学教授、文化庁文化審議会委員 河東 義之

 専門は近代建築史。文化財修復保存の専門分野をふまえ、日本の歴史や文化と「建築」の関連性をやさしく読み解くレクチャーが好評。藤森照信氏らの「東京建築探偵団」のメンバーのひとり。

著書に『明治の西洋館』『ジョサイア・コンドル建築図面集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』等多数。最新刊は『建築探偵術入門(文春文庫)』(東京建築探偵団共著。1986年初版から30年ぶりの復刊)。

建築史界一の紳士としてそのお人柄も魅力。 ♪好きなもの:お酒(特に日本酒)、写真撮影、ゴルフ 

 

◆TVご出演情報◆(日)12:00~12:55BS朝日『百年名家~築100年の家を訪ねる旅』不定期で出演中

■雑誌■2016年4月『東京人 増刊号』「清泉教育のあゆみ」ジョサイア・コンドルの名建築でもある清泉女子大学建築について、建築史家 藤森照信氏と対談。

 

1期ごとに交替でご担当の河東義之先生(左)と内田青蔵先生(右)の貴重なツーショット
1期ごとに交替でご担当の河東義之先生(左)と内田青蔵先生(右)の貴重なツーショット

2018年7月期日程 ~キャンセル待ち~

画像)河東先生「鹿苑寺 金閣」「平等院 鳳凰堂」

《日時》第1週土曜日 13:00~14:30. 

◎教室レクチャー:7/7. 9/1 ※8月はお休み

 

 《テーマ》シリーズ『日本建築再考7』「蘇る日本建築の装飾」①「檜と金色」 ②「丹(に)と彩色」

伊勢神宮、中尊寺金色堂、室生寺五重塔、鹿苑寺金閣、平等院鳳凰堂、春日大社、伏見稲荷神社、日光東照宮、上野東照宮、歓喜院等々。 


平等院鳳凰堂が修理によって鮮やかな丹塗りが甦りました。

日本人が地味好みで、派手な装飾を嫌うと云われはじめたのは大正・昭和初期頃からです。本来の日本建築の大きな特色は華麗で多様な装飾にありました。


今期は「蘇る装飾」と題して、式年造替や修復、復元などによってかつての鮮やかさを取り戻した建築を中心に、わが国の伝統的建築の装飾を論じたいと思います。

 

昨年に次いで今秋、内田先生と合同で「京都建築見学会」が開催できたら、宇治の平等院鳳凰堂へもぜひ伺いましょう!(講師)

 

《空席状況》キャンセル待ち

 

【オプション見学会】10月予定『内田先生合同プレミアム 2018京都建築見学会』開催:受講生の方で希望者が対象。 

 

 ※内田青蔵先生のお屋敷拝見(建築史)レクチャー講座と1期ごとに交替で開講致します。ご了承ください。内田先生の次期講座:2018年10月期開講です。

 

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納入金額・入会受講方法

【納入金額】(河東義之先生講座7月期)税込価格

1.受講料 3ヶ月 2回 7,560円/資料代別途216円 

2.ビル管理共益費  全クラス共通1期540円

3.スクール入会金(無期限有効)5,400円

 《御新規の方の合計納入金額》13,716円 

 

【入会・受講方法】

1.「入会と受講のご案内」をご高覧、内容をご確認のうえお問い合わせください。

email: ecole@email.plala.or.jp  またはお電話 03-6228-7809(平日12時~20時、土日11時~18時。定休時間帯:毎週火曜日13:30~16:30. 祝祭日定休)   

 

お持ち物

筆記用具。

振替制度

設定はございません。欠席の方へは当日の資料をお送りさせて頂きます。

お願い

講師講義中の撮影、録音、録画、教室内での携帯電話等はマナー上、ご遠慮ください。

ご注意事項

■お手荷物は自己管理をお願い致しております。紛失破損などの際、賠償責任は負いかねます。十分にご注意ください。

■一度納入いただいた入会金・受講料等は全額返金できかねますことをご了承ください。

■1期ごとにお渡しする「受講証」は必ず毎回ご携帯ください。

■日時、内容は変更する場合がございます。ご了承ください。

 

 

2018.3.31 校外見学会「『蔵の街』栃木の建築(栃木県栃木市)」開講報告

のどかな春の空気に満ち溢れた建築見学会日和!
かつて宿場町から北関東有数の商都として栄え、現在は「蔵の街」として注目を集めている栃木県栃木市。


この街並みの修復修景、保存活用の旗振り役として、長年ご尽力されている河東先生の現地ナビゲートで素晴らしい1日となりました。

まずは県内で初めて選定された北エリアの嘉右衛門町重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)へ!油伝(あぶでん)味噌、旧益子味噌、そして全国で三番目に古いと言われる大貫邸では、特別に内部を現地の方のお話を伺いながら見せていただきました。

 

西エリアは、高度成長期には昭和な外観の商店街だった目抜き通りが、「実はこのような姿でして…」と、重厚な見世蔵(外部を土壁で厚く塗り込め、漆喰仕上げとした大壁造の町屋)が、外観を取り払い再び現れた今は、清潔で歩きやすい道が続く素晴らしい街並みに大変身していました。


明治~大正の洋館や、昭和レトロな店舗ともマッチしており、どこか懐かしい匂いもして、先生と受講生の皆様とのんびり見ながら歩く楽しさは、やっぱり格別です!

 

※記念写真画像:上から「とちぎ蔵の街美術館」「旧栃木市役所」

 

「栃木駅で降りたのは初めて」という方がほとんどでしたが、「見どころがあり過ぎる」「河東先生のお陰でどこでもよくしていただいた」「押しつけがましくないのに存在感のある、落ち着いた、感じのいい街」「地元の人のお顔が穏やか」etc.と皆様、好印象。

 

舟運が商都の原動力になったという巴波(うずま)川の上では、たくさんの鯉のぼりが元気よく泳いでいました♪

ランチは、河東先生お勧め 土蔵造りの“栃木くらしっく”にて。先生のお誕生月もお祝いしました♪

 

改めて河東先生の、栃木での素晴らしいお仕事に敬意を表しつつ、本日ゲストの建築家 加藤誠洋先生、今期のテーマ並びに見学会をリクエストしてくださった受講生K様、ご参加の皆様、本当にありがとうございました。

 

【ご報告】本日のレクチャーより(2018.2.3)

今期は「『蔵の街』栃木の建築」と題して、先生が修復、修景保存に関わった栃木市の町並みと建築について、歴史的な変遷と併せてお話くださいました。

「栃木市へ行くのは初めて!」という方も多く、3月の現地見学会が大いに楽しみなレクチャーでした。

      

 

【ご参考】2018年1月期の講座紹介「『蔵の街』栃木の建築」

 栃木市嘉右衛門町伝建地区(画像撮影:河東先生)


《テーマ》シリーズ『日本建築再考6』「『蔵の街』栃木の建築」

蔵造りの建物、洋風建築、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の町並み、などを紹介します。
最近、重伝建の中の見世蔵が天保5年(1835)であることが分かりました。年代が確定している見世蔵としては、全国で3番目に古い可能性があります。その他、「文学館」として保存・活用する予定の旧栃木町役場庁舎(大正10年)や、現存する唯一の江戸の山車(明治初期に栃木商人が日本橋から購入した江戸末期の人形山車)なども見学できるといいですね。(講師)

 

【ご報告】2017.9.20-21 京都建築見学ツアー開催!

4年ぶりとなる河東先生、内田青蔵先生ご同行の建築見学会は京都へ行って参りました!

1日目は、7月期 河東先生の講義テーマ『数寄屋建築の意匠ー茶室』に関連し、茶の湯と深いかかわりを持つ大徳寺の山内をめぐりました。
禅宗寺院と茶室の歴史や建築的特質を解説いただき、皆様、桃山~江戸時代へタイムトリップ!!

各塔頭のご住職にも大変よくしていただき、贅沢な現地見学となりました。

 

2日目は内田先生講座ページをご覧ください!

【ご報告】本日のレクチャーより(2017.9.2)

7月に引き続き『日本建築再考シリーズ』第5弾、本日は「数寄屋の意匠-御茶屋(茶屋)」を学びました。

室町時代、将軍による会遊のための庭園施設から明治時代の料亭(茶屋町)に至る建築の変遷を、画像を見ながら紐解いてくださり楽しくお話いただきました。
今月中旬に先生方と伺う「京都建築見学会」の良き予習ともなり実りのある時間でした。

 

 

【ご報告】本日のレクチャーより(2017.7.1)

毎期プチピエの建築史講座は大好評で7月期もお陰様で満席御礼!
今期は『日本建築再考シリーズ』第5弾「数寄屋の意匠-茶室」でした。

茶と茶室の変遷を茶人(茶湯者)とのかかわりを通して大変わかりやすくお話くださり、続いて建築史として代表的な茶室を画像を見ながら丁寧に教えていただきました。

 

茶道を嗜む方や、伝統文化としての茶の湯にご興味がある方はもちろん、京都や寺院建築等がお好きな方も必聴の素晴らしいレクチャーでした!

【ご参考】2017年7月期 講座紹介「数寄屋の意匠-茶室と御茶屋」

妙喜庵待庵(国宝)(撮影:河東先生)

日本の代表的な建築について、古代から現代までの変遷をたどりながら、その建築的特性を「丁寧で、わかりやすい」と評判の建築史界の重鎮 河東義之先生から学んでみませんか!? 

 

7月期のテーマは、「数寄屋の意匠ー茶室と御茶屋」。

今春、東京国立博物館と国立近代美術館で開催された大規模な茶道具の美術展で改めてクローズアップされた“茶の湯の美”。 

 

その魅力が最大限に生かされる、茶を点てて飲むための建築「茶室」と、「御茶屋」について再考します。

「茶室」は代表的なものから近代の茶室も含め、「御茶屋」は桂離宮の松琴亭や月波楼、三渓園の聴秋閣、浜離宮の松の御茶屋などを例に、歴史と変遷、空間の特殊性、見どころ、代表的な建築等を
画像を見ながら現代の生活空間の原型ともいえる独自の建築を解説して参ります。

 

日本人として知っておきたい“茶の湯の空間”について、もっと深く向き合えるようになるはずです!

 併せて文化財保存活用の委員や委員長を歴任する先生の最新保護や、保存・修復・活用情報のお話も大変貴重です。

知っていて見るのと知らないのとでは大違い…日本の大切な遺産を、豊かに味わうためのおとなの必須講座です。 

 

【ご報告】本日のレクチャーより(2017.3.4)

本日は1月期2回目『日本建築再考4』「住宅建築の変遷」をテーマに、原始から近世までの日本の代表的な住宅事例を、日本史の変遷とともにきめ細かく教えてくださいました。

 

●日本の特徴は“上流階級と庶民!”。上流の住宅特徴が庶民住宅へ流れる

 

●注目すべきポイントは ①土間 ②屋根


原始の竪穴住居と高床建築、古代の貴族住宅、中世の武家住宅、近世の書院造と数寄屋風書院の普及、町家と農家…と豊富な画像(先生の美しい手書き図面も!)を見ながら、事例をたくさんご紹介いただきました。時折ぽろりとこぼれる楽しいお話も聞き逃せません!!


それにしても…大昔のご先祖はドマとユカで、どうやって日本の冬の寒さをしのいでいたのでしょうね!?

 

【ご報告】本日のレクチャーより(2017.2.4)

本年最初のレクチャー開講!1月期テーマは『日本建築再考3ー城郭と住宅ー』、本日は「城郭建築の変遷」。


城郭というと、甲冑姿の兵どもが戦い挑む大河ドラマのイメージが強いですが、本日はその歴史をお勉強しました。

 

古代の城(しろ・き)は蝦夷征伐の鎮守府や、大陸と近い北九州など防御施設としての役割。

 

続いて本格的な城郭が全国に普及しだす中世。天下が安定し一国を治める政庁としての役割を併せ持つようになる近世。

そして天守の発展…と、全国の具体的な事例を画像を見ながらとても詳しく教えてくださいました。やはり美しい姫路城には溜息が出ますね~。「国宝 熊本城」の震災による影響も詳しくお聞きすることができ、今後の復旧を祈るばかりです。

 

先生のお話は、日本史の中での建築の変遷を辿ってくださるので、大変わかりやすいレクチャーです!

【ご報告】2016.9.22 校外見学会『シャトーカミヤ旧醸造場施設(茨城県牛久市)』

朝から大雨の中、念願の河東義之先生ご同行『シャトーカミヤ』建築見学会を開催いたしました♪

シャトーカミヤ旧醸造場施設とは、実業家 神谷傳兵衛が1903(明治36)年に開設した日本初の本格的ワイン醸造所で、2008年には旧醸造所施設3棟が国の重要文化財に指定されましたが、東日本大震災により煉瓦壁を中心に構造上大きな破損が発生。。。

 

復旧工事で評議委員を務めた河東先生とご一緒に、修理の実態について現物をじっくり見て廻りましたが、地震大国 日本ならではの“苦労と工夫”、修復に大切な“技術とセンス”。日頃見ている建築とは一味違う「ワインが産まれ、生育する場所」での示唆に富んだお話が満載でした。

 

見学の後は当講座のお楽しみ!現地ランチ会。旧貯蔵庫を活用した「レストラン キャノン」にてワインやブドウジュースで乾杯&フレンチを楽しみました♪ 河東先生、皆様、雨中大変お疲れさまでした!!


 

【ご報告】本日のレクチャーより(2016.7.2)

一昨日、昨日と旧英国大使館別荘(奥日光)やシャトーカミヤ(牛久市)のオープニングレセプションでお疲れのところを、「神社建築の変遷」と題して、古代の原始的な自然崇拝から農耕祭事の神殿…やがて伊勢神宮を頂点に国家のもとでの統一、外来の仏教や密教の影響を取り込みながら明治へ至る変遷を日本史の流れの中で画像を見ながらダイナミックに紐解いてくださいました。

 

神社へ伺った時の見方が変わる素晴らしい名講義でした。

 

校外見学会スナップ

2013.11 三重県伊勢市「伊勢神宮 内宮」「ボンヴィヴァン(旧逓信省 山田郵便局電話分室。大正12年築)」

おすすめ関連講座~ご一緒にいかがですか!?