ムッシュ山﨑の グラスを片手にワインとフランスの歴史の素敵な関係レクチャー

アーカイブページ(2018.7~2021.12)

【レクチャー当日のご報告(2021.12.25)】~クリスマス・マーケット~

🎅本日は12/25!クリスマス♪ 90分間、盛りだくさんの内容で、まずは受講生O様が、めでたく6年間学んでくださりムッシュから当講座の『デュプロムⅡ』を授与されました。O様!益々ワインとフランスの歴史のお勉強を深めていかれますよう❣ そして新しい生徒様へ受講御礼のプレゼントを!

 

🎅ムッシュから、美味し過ぎるシャンパーニュのクリスマス・プレゼント✨ 2002年ルイ・ロデレールの「クリスタル」。ゴールドの重厚なクリスタル・ボトルに詰め込まれたシャルドネ40%、ピノ・ノワール60%のブレンドで、香ばしい品格が溢れる極上の逸品で乾杯🥂

 

🎅当校からの、ムッシュのお誕生日月 恒例!アンリ・シャルパンティエ銀座メゾンさんのバースデーケーキ。今年はご時世を鑑みて人数分の別種類ワンカットをご用意し、先生と皆様にお好みを選んでいただき、お祝い致しました🍰

 

🎅今日のお話しは、東京・日比谷公園でも開催されている「クリスマス・マーケット」=クリスマスに特化した市場の、フランスでの状況について語ってくださいました。むしろパリよりもドイツとアルザス地方に起源をもち、今やヨーロッパ各国の観光や経済にとって重要視されているのだとか。


🎅そしてシャンパーニュ以外のワインはボルドーの赤と、ケーキによく合うドイツの極甘口ワインでした🍷

おつまみは生ハム、シュト-レン、休会中の受講生M様が送ってくださったチョコレート、それにR1/F SOZAIの2021クリスマスセットで、今年も楽しくプチパーティと相成りました💗

制約が多い本年でしたが、無事開講できましたことを山﨑俊明先生と受講生の皆様へ心から感謝申し上げます。Joyeux Noël et Bonne Année !

 

 

【レクチャー当日のご報告(2021.10.23)】~ アントナン・カレーム、その3~

秋の講座が無事、マスク着用のうえ乾杯でスタート🥂 

◆本日のフランスカルチャーのお話は前期に続き、パリの菓子職人=アントナン・カレームの成功物語その3。西欧諸国の政財界の料理人として華麗にのし上がっていったカレームの人生を興味深くみていきました。


◆ワインはイタリアの白い泡、フランスの赤、そして仏・伊合作のカリフォルニア ナパ・ヴァレーの赤『オーパス・ワン』のテイスティングを、大ぶりなキッシュやシャンパーニュのジュレを添えたパテ・ド・カンパーニュとともに味わいました🍷 

 

 

【レクチャー当日のご報告(2021.7.31)】~ 元祖パティシエ  アントナン・カレーム

本日も無事開講!ただしこのご時世を鑑みて、今回は山﨑俊明先生のフランス・カルチャーのお話をメインに関連テイクアウトメニューの賞味を楽しみました❣


👏まずは受講生A様が今学期でご受講6年目となり、当講座の『デュプロムⅡ』をムッシュが授与されました。A様、誠におめでとうございます‼️ 益々ワイン道のご精進をお祈り申し上げます。

🥐「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない?」と言ったとか、言わなかったとかのマリー=アントワネットとほとんど同じ名前の元祖菓子職人 マリー・アントワーヌ・カレーム、通称アントナンの人生とその功績、代表作品についての興味深いレクチャーでした。

🍰フランス革命後、貴族に雇われていた料理人たちが職を失い、街中でレストランを次々開業していったといわれるパリ。そんな時代に生まれたアントナンは苦学してケーキ職人の神のような存在にまで上り詰め、フランス政界の大物たちに徴用され、外交の裏舞台でも大活躍したという、まさにフランスらしい成功物語!

🎂特に「ピエス・モンテ」=イメージとしては「ウエディングケーキ」を作りあげた人物としても知られ、日本でもお馴染みのクロカンブッシュやフィンガー・ビスケットはアントナンが政治家たちのために作ったものなのだとか🤔

 

🍴ムッシュがご用意くださった抹茶スイーツやメロンと生ハム、そして教えていただいた銀座7丁目の ピエスモンテ さんのシュークリーム、6丁目のガレット&クレープのお店 ブレッツカフェクレープリー銀座店 んのガレットをテイクアウトして、皆さんでいただきました。次回は美味しく乾杯できますように🥂

 

 

【レクチャー当日のご報告(2021.5.29)】~ ボジョレ・ヌーヴォーは春に蘇る

前回から3ケ月ぶりの本日も、アクリルボードの細かい設置や飲食用の個別プレート、換気や除菌の徹底を施しての開講となりましたが、有難いことに体験受講の方もお見えになり、山﨑俊明先生と皆様で無事を喜びあいました!

 

🍷メインテーマは「ボジョレ・ヌーボーは春に蘇る」。

先生が16年前に購入された、既に古酒ともいえる2005年の味をテイスティングしましたが、古さを感じさせない程よくフルーティで甘い味、やや褐色がかった色、香りとも貴重な味わいで良き経験となりました。

 

🍷併せて現在コロナ禍でお休み中の遠方の受講生M様が山崎先生宛送ってくださった、カリフォルニア “YOSHIKIブランド”の華やかな赤と白を、先生からの詳しいご説明を伺いながらご相伴に預かりました♪

 

某有名ショップではすでに売り切れというプレミアムな2本で、赤はカベルネ・ソーヴィニオン種、複雑な味ながらシルクのように滑らかでバランスのよいお味。白はシャルドネ種で蜜のようなトロミ感が抜群!パーティでの乾杯にピッタリな香りと力強さ。アメリカの果実味が楽しめる、華麗なるYOSHIKIワイン2本でした✨


M様とは、本日zoomオンラインで繋がっていただきましたが、改めて本当にありがとうございました。ご一緒にリアルお勉強ができる日を心待ち致しております。

 

🍷おつまみは、カベルネ・ソーヴィニオン種に合うというムッシュお勧めのチーズ「ロンドレ」ドルドーニュの胡桃入り。F様から差し入れ松屋銀座さんのチーズ🧀皆様からのリクエストによりプチピエがあるビル1Fのスペイン料理レストラン「アロセリア ラ パンサ」のお惣菜セット等をお楽しみいただきました!

 

🍷本日のまとめとして、ムッシュから・・・

「赤の若さのピークは5年、白は3年。その後、倍数で美味しくなります。美しく年をとるワインに、若さはかないません!!素の良さが絶対なのです」。 ・・・「なんという格言!!」と皆様で唸りながらのお開きとなりました。

 

【レクチャー当日のご報告(2021.2.23)】~薔薇ジャムはいつ作られたのでしょう〜

前回から4ケ月、引き続き迷路のように立てかけたアクリルボード越しでしたが、無事を祝してシャンパーニュで🥂致しました!

 

🌹本日のテーマは、山﨑先生がフランスの薔薇の花びらジャムからインスパイアされ、その歴史やプロヴァンという地域のこと、ワインやチーズとの関連性、異説に至るまでを実際に薔薇ジャムを食パンにつけていただきながら、細かく紐解いてくださいました。

なんと良い香りでしょう!?そしてジュレのようなトロミ感。果物のジャムとは違った、まさに“薔薇”でした🌹

 

🌹飲み物は、東洋への十字軍遠征中に薔薇を持ち帰り、最初に薔薇ジャムの虜になったといわれる、シャンパーニュ伯にちなんで辛口の「シャンパーニュ」、薔薇ジャムとの相性で選んでくださった2017年南フランスの白と、2005年カリフォルニア ナパバレイの赤、食後のお口直しにはイタリアの甘口「ガルアーノ」でした♪

 

🌹おつまみは、本日のワイン&薔薇ジャムに合うハム類、チーズ、パン、サラダ。そして木挽町の パリのワイン食堂 さんのフランス料理膳 take outを楽しみましたが、さすが!ワインにとてもよく合うしっかりとしたお味でした~

 

🌹最後に、ただいまコロナ禍でお休み中の生徒様が、山﨑先生へナパバレイの赤・白ワインを宅配便で贈ってくださり、「次回、抜栓して皆さんで美味しくいただきましょう!!」と大喜びでいらっしゃいました!M様ありがとうございます。皆様のご復帰を心よりお待ちいたしております。

 

【レクチャー当日のご報告(2020.10.24)】~時の流れ…〜

早くも2020年ラストレッスンの本日のテーマは、ムッシュのお知り合いのプルースト研究家 中野知津氏の新刊『プルーストとの饗宴』を基にした“芸術作品と料理との類似を探る…”という、何やら難解なお話になりそうでしたが……🤔

 

ご用意いただいたワイン中 “ボルドーの白”が、10年近く前のレッスン終了後、ムッシュと受講生F様&S様が訪問された松屋銀座さんのワインイベントで先生が購入し、その後大切に寝かせておいたという思い出の逸品をお持ちくださったことにより、ワインをより深くしみじみと味わう回となりました🍷😊

◇白:美しい黄金色に熟したシャトー・モンペラのモン=ペラ2010年。甘くないしっとりとした蜜の味。極上のトロミ感‼️

♦️赤:同じくボルドーのシャトー・ダルマイヤック1995年。時間の経過とともにクセがなくなり飲みやすく。


🔸泡:パリの地名がついたモンマルトル・ブリュット。さほど冷やさなくても美味しく今の季節にピッタリ。

以上に、おつまみはハムのゼリー寄せとソーセージ、栗、くるみ、乾燥イチジクに、「和食のお惣菜もぜひ!」とのムッシュのリクエストにより、茶懐石の仕出し店として有名な 三友居 さん(松屋銀座B1F)の季節の盛り合わせを秋らしくセッティング🍁 小分けセットをワインとともに皆様で♪ おなかにやさしい、ワインの邪魔にならない美味しさでした~

 

「時の力は、ワインの味わいを芸術にまで高めてくれます。これからまた10年…。その時々で生きている方たちが何を考えるか…。また皆さんとこうして飲めていたらいいですね」とムッシュ。世界規模で経済から生活、心身までが脅かされたコロナ禍の2020年。黄金色の白ワインの味を目、鼻、舌と喉、そしてハートで記憶しつつ、来るべき2021年もよろしくお願い致します。

 

【レクチャー当日のご報告(2020.9.26)】~『星の王子様』の狐&ワイン〜

3ケ月ぶりのレッスンも、正面真横と迷路のようにアクリルボードを立てての開講となりましたが、まずは乾杯で無事の再会を喜び合いました🥂

 

☆彡今日のお話は、日本でも箱根にミュージアムがあるほど有名な『星の王子様 Le Petit Prince』から、登場人物の “狐”🦊を通してみる友情や愛情の複雑な関係性、束縛感を、現代のモラル・ハラスメントの視点を交えご紹介くださいました。

 

☆彡日本ではお稲荷さん信仰の狐も、フランスではズルイ奴の象徴だそうですが、王子との別れの際の狐の有名なセリフ「心でなくては良く見えない。本質的なことは目に見えない」(先生訳)が、大人に向けて書かれた童話として、サン=テグジュペリを読み直すきっかけになるといいですね📚

 

☆彡🍷ワインは、赤が日本では手に入りにくいロワール地方のピノ・ノワール、白は毎年夏のみに販売されるイタリアの2019シャルドネ。どちらも比較的飲みやすいサラリとした香りとお味。

そして同じピノ・ノワールから作られたフランスの蒸留酒 マール Marc と フィーヌ Fine.


☆彡おつまみは、石窯ピザで有名な プチピエのご近所 イゾラブル さんの take out! マルゲリータ、シラスと青海苔、カプリチョーザのピザ🍕、ルッコラとチーズのサラダ🥗。ムッシュからはサーモン、バジルと野菜のパスタ。生徒様から軽井沢のお土産 美味しい輪切りのドライレモン🍋と、今日も盛り沢山でした♪

 

~来月は、早くも本年最終レッスンとなります。ワインで清めたい⛩🦊2020年…良き飲み納めとなりますよう願っております。~

 

 

【レクチャー当日のご報告(2020.6.27)】~アポリネール&ワイン with オンラインレッスン〜

本日はアクリルボード越しにリアルご受講&遠方の方は引き続きzoomオンラインご参加でしたが、ワインやおつまみのご用意以外はリアルタイムでの一体感で益々盛り上がりました♪♪

 

◆カルチャーのお話しは、ミラボー橋の詩で有名な「ギョーム・アポリネール」。彼の詩集『アルコール』の直訳は、“アルコール依存症”!? 華麗な女性遍歴とともにその短い人生とイタリア生まれの人物像に迫りました。ちなみにセーヌ川にかかるパリ15区のミラボー橋は「何てことのないフツーの橋です」とのこと😅

 

◇今日のワインは、前回F様からご希望のあった難題「赤ワインの泡」🍷 さて、見つかるかしら!?

ムッシュが相当気合を入れて探してくださったのは、アポリネールの生まれたイタリアのプロセッコ。ランブルスコという品種の黒ブドウからできた、とても飲みやすい美味しい泡でした♪ mercibeaucoup,Monsieur!

そして、ボルドーの白2本と、詩集『アルコール』の元々のタイトルだった「蒸留酒」を2本。

本日のイチバン!は、コミック「神の雫」にも登場した幻の1996年の黄金色の白でした!これはまた貴重な👏✨

 

◆おつまみは、今回も安全性を考慮し当ビル1Fのスペイン料理店 “アロセリア ラ パンサ”さんの出来立て<おつまみ・お惣菜>のテイクアウトを美味しくいただきました^^ ムッシュから生チョコの差し入れも!

 

※本日もzoomオンライン併用授業のスムーズな機材操作で、K様に大変お世話になり重ねて御礼申し上げます。

 

【レクチャー当日のご報告(2020.5.30)】~「微笑」モナリザの?&zoomオンラインレッスン〜

●前回2月末のレッスン時は、まさかこんなにコロナウイルス感染症騒ぎが長引くとは思いもよらず…。

本日のレッスンは、マスク着用&簡易ビニール手袋用意、そしてムッシュの前に透明なアクリル仕切り板を立てるといった予防対策を施しての授業となりました。

 

〇また遠方の生徒様からのリクエストにより初めてzoom機能も併用し、“画面の向こうでグラス片手にオンラインレッスン”の方々とご一緒に、いつもとは別の意味で盛り上がった回でした!

 

●本日のお話は、レオナルド ダ ヴィンチ とミケランジェロの二大天才へのアプローチから、モナリザのモデルの女性や、あの微笑みの謎を軸に、当時のヨーロッパで複数描かれた「笑い」の絵画の変遷を読み解きました。果たしてモナリザは微笑んでいるのか⁉️そして笑いとは…。今回もムッシュの鋭い考察を楽しく、味わい深く伺いました♪

 

◯ワインはトロミ感のある南イタリアの2015年の白と、ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたフランスのロワール川流域で作られた2011年の赤。程よい酸味が喉に心地よかったです。そして珍しいピンクマスカットの蒸留酒という一品。

 

●今回はおつまみを回すのも避けて、ビル1階のスペイン料理店 アロセリア ラ パンサ さんのコスパ抜群!テイクアウトセットをいただいてみました!美味しい!ワインに合う‼️

校外レッスンでぜひお店へ行きたいですね〜

 

 皆様、来月はお目にかかれますよう!

 

※今日は機材の操作でK様に大変お世話になりました。この場より感謝申し上げます。

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2020.2.29)】~ブルゴーニュ地方とは!?〜

■昨年11月から3ケ月ぶり!体調不良の方、新幹線通学の方以外の全員ご出席で久しぶりの再会を祝し乾杯しました♪

□本日のテーマは、ワイン、そして楽器の産地としても有名なフランスの「ブルゴーニュ地方」について、博識のムッシュとご一緒に、より多角的に鍵盤楽器やフェルメールの絵画からの読み解きもふくめ興味深いお話とともに見ていきました。

■ワインは、スペインの “海のカテドラル”という白に、赤はフランス南部 ペイドッグ産2017年と、ブルゴーニュ1999年産の古酒2本。

今日のイチバンは、ムッシュの持つブルゴーニュの赤でキマリ!

 

□どうにも暗い気分のご時世を一時忘れられた、歴史と豊饒なワインの香り、色、そして味のお勉強タイムに皆様、晴々としたお顔で終了致しました。

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.11.23)】~華やかに、印象的に(byムッシュ山﨑)〜

2019年ラストレクチャーは、山﨑先生からとっておきの1本!エミール・ガレ デザインのボトルに使っている、とってもおしゃれなシャンパーニュがメインのお話。

◆アール・ヌーヴォー運動の創始者の一人 ガレが、シャンパーニュ生産者 ペリエ・ジュエのためにデザインした日本のアネモネが特徴のボトルから、ガレの人生や、日本文化とアール・ヌーヴォー、ガレのガラス作品について詳しく見ていきました。

 

◇そして後半は、恒例のムッシュお誕生祝い(12月)&ノエル(クリスマス)ワインパーティ♪


五感で味わえた至福のシャンパーニュに、赤:2018年のフランス ラングドッグの甘さと酸味が絶妙なピノ・ノワール種、白:トロミが美味しかったブルゴーニュ マコネー地区のシャルドネ100%の3本に、松屋銀座さんの R 1/F sozai ワインに合うお惣菜セットやブレッド。

 

◆今年のお誕生日ケーキは、ご近所の アンリ・シャルパンティエ銀座メゾンさん製 本年2月の授業画像 フォトデコレーションケーキで、生徒様からも「ムッシュ!なんていいお顔!!」と大受けでした!!
先生曰く「フォト部分はホワイトチョコレートで、微かに抹茶の味もした」そうです。

◇最後に、ムッシュからご自身のワインキャリアを振り返りながら受講生の皆様へ学びのメッセージをいただき、華やかに、かつ奥深すぎるワインの世界に改めて魅了されながらお開きとなりました!

◆来年からはレクチャー+校外オプション開催も予定しております。益々充実の講座にご期待ください。 

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.10.26)】~祝杯の儀!?〜

10月22日の天皇皇后両陛下 饗宴の儀で出された“ワインリスト”についてのおめでたい話題に続いては、当講座の「デュプロム(受講証明書)II」を山﨑先生からお二方へ!

2016年秋の「Ⅰ」授与から3年。 M様はトータルで11年、F様は9年間も通ってくださっています。皆さんでおいしく祝杯をあげました♪


M様より「このクラスの雰囲気が好きで通っています。前校では先生と(テーブル配置上の)距離がありましたが、こちらではこんなに近くで学ぶことができ、このアットホーム感がいいですね!」と嬉しいコメントをいただきました!

本日のテーマは「第一次大戦から狂乱の時代へ」。フランスとドイツの国境の緊張関係が終わったあとの狂乱、一方、新興国アメリカの大発展…。

ワインもカリフォルニアの、余韻が長く続く赤、黒ブドウだけで作られたトロリとした辛口シャンパーニュ、瑞々しい味のボルドーの白。そして生徒様からの差し入れ=なんとも美しい桜色&ボトルのスタイルが印象的なイタリア フランチャコルタのロぜを味わいながら、フランス事情やフランス語について、先生のわかりやすくて楽しいお話を堪能しました。来月は2019年ラストのレクチャーです!ご期待ください。

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.7.27)】~シュワ!シュワ!泡の夏♪〜

今学期は「大戦前後のフランス、ワインとの関係性は?」というやや重いテーマを、さすがムッシュ、フランスのミネラル・ウォーターから入りやすくお話くださいました。

 

泡の出ないミネラル・ウォーターの中で、特にヴィシーVichy という1本から紐解く第二次世界前後のフランスとドイツの緊張関係、そして、泡の出る至宝 シャンパーニュのテイスティングへとシフト。

 

ジャストシーズンのシャンパーニュ!白ブドウだけのもの、黒ブドウだけのもの2本飲み比べ&ピノ・ノワールの赤(蜷川有紀画のジャケット)に、生徒様からフランスのお土産の赤(2016年ボルドー)を、ピッタリのツマミ類や、皆様からの差し入れと一緒に美味しく楽しく味わいました~♪


ノルマンディーのチーズがまた香ばしい塩辛さで凄く美味!!
本日の№1は、ボルドーの赤&このチーズでキマリ!でした~ 皆様、Bonnes vacances!

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.6.22)】~アール・ヌーヴォー 新しい芸術〜

本日は、アール・ヌーヴォー すなわち新しい芸術、とりわけガラスと日本との出会いにスポットを当ててのお話でした。先駆者としてのフランソワ=ウジェーヌ=ルソーが、ジャポニスム様式のガラス工芸作品を作り出し、アール・ヌーヴォー運動の中心的役割を果たす活動を展開、やがて日本でも人気のエミール=ガレに引き継がれていく流れを、ムッシュの個人的な印象を踏まえて画像資料とともに見ていきました。

ワインのテイスティングは、日本の風物がフランスのガラス壺の中に落とし込まれていったように、ワインの世界でも、コート・デュ・ローヌや南仏の品種シラーなどが、ボルドーの赤に入り込んでいた!というムッシュのアプローチから、本日のワインは、赤、赤、赤!3種類の飲み比べ🍷
●ボルドー

●ボルドー品種にシラーを混ぜたもの

●シラーとグルナッシュからできたもの

 

以上の色、香り、お味から微妙な違いを皆さんで伝えあい、結果、本日のイチバンはボトル画像、一番右の●ボルドーにシラーを混ぜた「セルシウス・ルージュ・プレミアム2013年」に決定しました♪

 

来月からは夏本番、どんなワインが待っていてくれるでしょうか!? ぜひお楽しみに~

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.5.25)】~20世紀初頭のフランスワインの変化〜

本日は『20世紀初頭におけるフランスワインの「変化」』をテーマに、フランスワインの歴史上、「品質、つまりは美味しさ」と、「土地、あるいはその土地の生産者」という大きな問題が燃え上がった20世紀初頭からの流れについて、文献をもとにわかりやすくお話くださいました。

それまでワイン商が買い上げたブドウをブレンドして、村名で販売していたものを、生産者が自分の名をラベルに印刷して売るようになる→利害関係が発生→生産者優位に(原産地呼称制度)→1990年代後半から、若干のワイン商が力を発揮し始める→ワイン商を兼ねる富裕生産者も…(今、ココ!)

ワインは、熱烈な“ブルゴーニュ・ラヴァー” でもあるムッシュおすすめのピノ・ノワール品種のみ3本♪

黒ブドウ100%から作られたトロミ感のあるシャンパーニュ、お話にあった1990年代後半のワイン商の旗手ニコラ・ポテルの貴重な1999年産の赤、そして南フランス ラングドッグで作られたピノ・ノワール100%の2017年赤。

今日のイチバンは、ムッシュの持つ、ベルベッドのようなホワ~ンとした飲み心地の良いラングドッグ産のロシェ・マゼでした~

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.4.27)】~アルザス、ロレーヌ そしてドイツ〜

西暦2019年内に新元号になるという日本だけのカウントダウン。ムッシュからエンペラー(皇帝)とキング(王様)の具体的な違いなどをお聞きしながら新学期がスタートしました!
今学期のテーマは「いよいよ20世紀へ!20世紀初頭のフランス、ドイツとの関係」。

シャンパーニュ地方の東、そしてドイツに隣接するロレーヌ、アルザス。
お話は、1894年フランス陸軍の機密をドイツへ漏洩した犯人として逮捕されたアルザス出身の砲兵大尉ドレフュス大佐の事件から、ドイツとアルザス地方の複雑な関係について。

そしてワインも、シャンパーニュで乾杯後、そんな歴史と地理の境界を感じさせる“尖がった二瓶”。ドイツの辛口とアルザスの甘口リースリングの飲み比べ、定番つまみのソーセージにその名もキッシュ・ロレーヌとともに楽しみました。

 

今日のイチバンは、ムッシュの持つアルザスの“2005年マルセル・ダイス”。美しいゴールドの輝き、サフランの香り、そして上品で落ち着いた甘みが、重い歴史を生き延びてきた年輪を感じさせる味わいでした。

最後に焼失したノートルダム大聖堂の復旧を心から願ってやみません。

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.2.23)】~贅沢なボルドー品種の飲み比べ〜

本日は、ボルドー赤ワインの品種比較ということで、3本の飲み比べを楽しみながら、お話は19世紀末の混沌の中、社会・政治から離れて異国趣味で古典的な主題を扱った詩人 ルコント・ド・リールの詩から見えてくる当時の心情について、ムッシュがフランス語の詩の意味を丁寧に解説してくださいました。

 

さて、そのワインですが🍷

Ⅰ.ボルドーそのもの(ボトル画像右):2015年産。カベルネ・ソーヴィニオン65%、メルロー35%→やや焦げた香り。コスパ抜群の安定したお味!


Ⅱ.古典的な詩に関連し、フランスの一部と共通すれど近いが異なるイタリア・トスカーナのボルドー品種(ボトル画像左):2009年産。カベルネ・フラン100%→醤油系の香り、とても口当たりがよくて美味しい!

Ⅲ.異国趣味を踏まえて、オーストラリアのボルドー品種(ボトル画像真ん中):2017年産。カベルネ・ソーヴィニオン100%→ミント、ユーカリ、キウイフルーツ、ダージリンティーの香り、お味…と、皆さまから一番活発な感想が飛び交った、爽やかで飲み応えのある美味しさ。

 

以上から、今日の№1ワインは、ムッシュが持つボトル=イタリア・トスカーナ&オーストラリアの2本が選ばれました!

同じボルドー品種でも、育った国や土壌、年、そしてコルクを抜いた後の時間の経過とともに変化するワインの味と香り…。交わり織りなすフランスの歴史…。 まだまだお勉強は尽きません!!

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2019.1.26)】~ボルドー出身の世紀末画家 ルドン~

2019年最初のレッスン!本日はインフルエンザ大流行の影響もありお休みが多く、少々さみしい人数でしたが、まずはグリーンの👍サインのミュズレがユニークな、辛口のシャンパーニュで乾杯!

さあ!そのあとは・・・!
今学期のレクチャーテーマ『世紀末の絵画』から、昨年、丸の内と箱根で作品展が開催され大きな話題を呼んだボルド-生まれの画家 オディロン・ルドンをメインに、19世紀末のフランスの世相や、ジャポニスムとの関係のお話でしたが、山﨑先生と、代理受講(1学期1回まで可能)でいらした男性の方との、日本のアニメ文化からフランス人気質や風土(クリマ)etc.に至るまで楽しく、かつアカデミックな会話が炸裂!!お聞きしているだけでワクワクしてくる、文字通りグラスを片手に素晴らしい時間となりました!

そして本日のワインは、ボルドーのルドンが育った地 シャト-・ペイル・ルード 2014年の赤、ブルゴーニュ 1999年の赤、それに白が熊本県山鹿市の人気ワイン 菊鹿シャルドネ。


やはり当講座の皆さまはブルゴーニュの古酒=酸いも甘いも噛み分けたマダムのようなお味の赤がお好みのようで^^ボトルを持ったムッシュをパシャリ!

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2018.12.22)】~マクロン・マカロン♪~

本日は盛りだくさんの内容で、全員ご出席の皆様とともに本年最後のレクチャーを楽しみました!


まず12月は山﨑先生のお誕生月ということで、銀座メゾン アンリシャルパンティエさんのオリジナルアニバーサリーケーキ “マカロン・コロン” でサプライズのお祝いを♪
「今日はケーキが来ると読んでいた!」とは、さすが男性受講生K様!
すかさず先生からも、今日のお話 (フランス革命と現状のフランス)の内容から「マクロン・マカロン!」とダジャレが飛びました!

また前学期のA様に引き続き、O様がめでたく3年間ご受講で授与させていただく当講座オリジナル『デュプロム1』を先生からお受け取りになりました! 益々のお勉強のご精進をお祈り申し上げます。

本日のレクチャーは、19世紀の詩人の続きで、有名詩人 ヴェルレーヌとランヴォーの数奇な恋愛について。
ワインは、ペリエ=ジュエの華やかな色と辛口のロゼ。ラベルがアール・ヌーヴォーでとびきりおしゃれですね~~


そして先生からの年末のプレゼントとして、ボルドー五大シャトーの一つラフィット・ロトシルドのセカンドワイン、1996年のカリュアド・ラフィット・ロトシルドを。
ヴェルサイユ宮廷で “王のワイン”との名声を博した、最高に贅沢で深みのあるお味を心から堪能しました。Merci beaucoup  Monsieur!!

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2018.11.24)】~2018年ボジョレ・ヌヴォー解禁♪~

今月15日は 〝ボジョレ・ヌヴォー” Beaujolais nouveau の解禁日!以前ほど騒がれなくなりましたが、ワイン好きの間では11月の風物詩として、口切りの新茶や新米を待つようにすっかり定着しましたね!


本日は、今年の新酒と、先生が収蔵されていた20年前の貴重なボジョレ古酒を比較し味わいながら、元々はボジョレー地区のワイン醸造家が仲間内で安い新酒を飲んで祝うお祭りだったというボジョレについて、品種や発酵方法、味わいについて先生から詳しいお話を伺いました。

また「ダジャレ好きなフランス人に倣い!」と、先生がボージョレーにかけて、19世紀の詩人 ボードレールについて、フランス革命前後から歴史のおさらいをしながらお勉強しました。

今日は、男性受講生k様から芝居の楽屋見舞で有名な「銀座 白金や」の稲荷ずしの差し入れをいただきましたが、山椒味のおいなりさんがワインやシャンパーニュにピッタリマッチしており全員感激!!
M様からは仙台土産の「萩の月」を。その他チーズやドライフルーツ、焼き栗など盛りだくさんの差し入れがあり、ちょっとしたワインパーティー気分を愉しみました♪


先生がおっしゃるように、ワインは一緒にいただく料理や、会話、その場の雰囲気がとても大切なオトナの文化。今日もとても和やかな中、美味しくお勉強できました!

来月は平成最後のクリスマス直前♪先生がアイデアを巡らせてくださるようですので、どうぞお楽しみに~★☆

 

 

【レクチャー当日のプチご報告(2018.9.29)】~古酒も、若ワインもご一緒に♡~

本日は受講生A様がめでたくご受講3年目で授与させていただく当校『デュプロム1』を、先生からお手渡し!おめでとうございます!!

ワインは、古酒(1999年、2000年)2本と、2015年のまだ若い赤。古酒は、デカンタで濾して、時間差も試み、なんとも味わい深い香り、色、お味を堪能しました。若い赤は飲みやすく、色も綺麗!


A様からの差し入れ 豪華な山羊と牛のフランスチーズがまた最高に美味で、ムッシュ曰く「古酒にはチーズ、ですね!」。大人気分を皆様で愉しみました。季節柄、アンジェリーナのプチ・モンブランも♪

お話はフランス19世紀の三大小説家の作品特徴から、一般市民が国内でのし上がっていくためには紆余曲折あり、結局、貴族社会への憧れを拭い去れなかったという人間臭い社会の実情を学びました♪

来月からはワインがおいしい10月期!体験レッスン、新規受講数名様受付中です!

 

      

【レクチャー当日のプチご報告(2018.7.28)】~恋と、愛と、冒険と~

7月期初回は生憎の台風接近でお休みの方もいらっしゃいましたが、まずはアンリ・デュボワという少し甘めの美味しいシャンパーニュでカンパーイ♪ 祝!サッカーW杯フランス優勝!!

そして今日は “赤”2本。1990年の古酒といってもいいブルゴーニュと、2016年の若い北海道 余市のワインを飲み比べしました。色、香り、そしてお味。ムッシュとご一緒に、新しい受講生様も含め皆さんで感じたままをワイワイ伝え合い、先生が丁寧な補足をしてくださいました。

今学期の歴史のお話は「19世紀に花開いた文学作品!名作を見ていきましょう」。
本日は世紀初頭の文化ロマンチスムということで、ロマンとは、“ローマ”の形容詞。
革命後のフランスで、王侯貴族の娯楽が市民レベルになっていく過程を、レストランやブルジョワ・マダムのサロン文化、そして一般家庭でも読まれるようになったロマン主義の小説からお話くださいました。


好まれたのは、やはり恋、愛、そして冒険!!
時空を超えた楽しいフランス歴史旅行でした~

次回9月はどんなワインと出会えるか?そしてフランスのロマンの行方やいかに!?お楽しみに。